【ランドセル症候群】とは。
最近耳にする「ランドセル症候群」。
これは一体どういう現象なのかを見てみました。
【ランドセル症候群についての動画】※yahooニュース参照
なるほど。ランドセル自体も重く、教材も昔より増え、重たくて児童の負担になっているということなのですね。
確かに本革のランドセルは素材もしっかりしている分少し重いと思います。
例えば。
SNAKERが今後ご提供するフェリーデエマイユの最高級ランドセルでは
本馬革コードバンのランドセルの本体重量が1,500g前後。
小学校1年生から3年生の場合、2.5キロ以下が適切な重さ
とされているので基準よりは格段に軽いですがSNAKERご提供予定のランドセルの中では一番重いランドセルです。
クラリーノですとSNAKERご提供のフェリーデエマイユはほぼすべて本体重量1,280g前後。
平均よりも軽いとはいえ、小さいお子様に負担となると言われてしまうとどうしようもありません・・
「ランドセル症候群」というネーミングをつけられてしまうと、あたかも”ランドセルが重いからいけない”という様に捉えられてしまうと思うのです。
ですが、本当に重たいのは果たして"ランドセル本体"なのでしょうか。
動画の中でも言われている通り、本当に重いのは「教材」なのです。
年々ページ数が増え、教材の量も増え、パソコンも持っているとなればそれは重いはずです。
私は、「ランドセル症候群」という言い回しではなく「教材症候群」が正しいのではないかと思っています。
教材が増えることは決して悪いことではありません。
ただ、どのように改善できるのかを考えると、
使わない教材は学校に置いてこれるいわゆる「置き勉」が一番推奨されるべきでは?と思うのです。
使わないのに持ち帰りをする必要は全くありません。
ランドセルは悪くありません。
日本の古き良き文化です。
とても丈夫に作られているのでリュックよりも児童の身体も守ってくれます。
「6年間同じものを使い続ける」という、”物を大切にする”という道徳も自然に学べます。
ピカピカの一年生に、贈り物として一番親しまれています。
今回のこの「ランドセル症候群」という言葉を取り上げられている事に対して ランドセルを扱う業種の立場からの意見として個人的にとても切ない気持ちになります。
ゆくゆくはパソコン一台あればお勉強ができる世の中になっていくのかもしれません。
そんな時代が来ても、ランドセルは少しずつ形を変えながら
日本の児童の一番そばにいてくれる存在であってほしい、この文化を大切にしてほしい、と願うばかりです。
※SNAKERのランドセル販売12月初旬開始予定。